日本では、さまざまなハラスメントが問題となっています。
セクハラやパワハラは有名ですが、マタハラやパタハラという言葉も最近よく聞くようになりました。
今回はパタハラとはどういうものなのか、実際に標的にされた場合どうするべきかを見ていきましょう。
・パタハラの被害にあっているため対処法を知りたい
目次
パタハラとは?
そもそも、パタハラとはどういうことを意味するのでしょうか。
パタハラとは、パタニティーハラスメントのことを指します。
もっとわかりやすく言うと、父と子供に関するものがパタハラといってもいいでしょう。
なぜ会社で父と子供が関係あるの?て思ってしまうかもしれません。
近年では、男性でも育児休暇を積極的にとってもいいという会社が増えてたことにあります。
一見、とてもいい制度に見えますが、社内で働いている人からすればいい気分ではありません。
これはアメリカでも大きな問題になっているようです。
男性が育児休暇を取ることによるリスク
本来であれば育児休暇をとれるのは女性のみ、という認識があることでしょう。
しかし時代が変わり、男性でも育児休暇を取得できる会社が増えてきました。
でも、会社がOKをしても同僚や上司が納得するわけではありません。
病気休暇ではないためさぼっているように見られる
有給はとらないといけない義務がありながら、なかなか取れない現状があります。
それなのに、育児休暇となると何か月も休暇になってしまうため、周りからすればイラッとしてしまうわけです。
「なんで有給も自由に取れないのに、育児休暇なんだよ・・・。」
それが仕事ができない病気休暇であれば、問題ありませんがどうしても育児休暇になると、パタハラの対象になってしまうというわけです。
育児休暇日数によっては復帰後評価が下がることも
当たり前ですが、仕事を休めば休むほど、評価が下がってしまいます。
ほかの社員は一生懸命仕事をしているのに、現場から長く離れてしまうと評価は下げるしかなくなってしまいます。
もし、評価を維持したり上げたりすると、周りの社員から大ブーイングがくるというわけです。
転勤を命じられることがある
男性が育児休暇を取得すると、復帰後に転勤を命じられることがあります。
これには大々的にニュースで報じられており、前例があるものです。
もちろん、会社にも言い分がありますし、ニュースの内容が正しいわけではありません。
どちらが悪というのは判断がしづらいところでしょう。
パタハラのターゲットになってしまったら
もし、自分がパタハラのターゲットにされてしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
それはパタハラの専門機関に相談することです。
絶対に一人で悩んだり立ち向かってはいけません。
パタハラを回避するためには
小さなこどもがいるすべての家庭で、育児休暇が必要というわけではありません。
ですから育児休暇を絶対に取得しなければならないのかを、再度お考えください。
これは家族だけの問題ではなく、会社にいる同僚や上司からの協力が必須だからです。
しっかり会社と話し合い、すべての人が納得してくれるような提案をすれば、モメることは少なくなるはずです。
ただ単純に休みます、だけでは反感を買ってしまう可能性があります。
まとめ
男性が育児休暇を取得するのはとてもいいことです。
世の中も流れができているように思えます。
しかし、まだまだ理解されない制度だからこそ、しっかり話し合うべきなのではないでしょうか。