営業職の魅力といえば、インセンティブがあることですよね。
私も、過去にこのインセンティブ欲しさに営業職へ飛び込んだものです。
求人広告には、年収1,000万円も可能!とか書いているけれど、本当にそんなことがありえるのでしょうか。
営業職を複数経験し成功も挫折も味わった私が、リアルに語ります。
高卒でも大卒でも営業職は年収が変わらない
本来であれば、大学にや大学院を卒業して就職する、というのが昔から当たり前のようにありました。
ですが私は、専門学校卒業のため、学歴入社は期待できませんでした。そこで、目をつけたのが営業職。
学歴や経験、転職回数がまったく関係ない職種がまさに営業職です。実力さえあれば、学歴なんて一切関係ありません。営業職はそういう世界です。
とくにインセンティブがもらえるのは、新規飛込営業やテレアポ営業、反響型営業、この3つがメインです。
営業といってもルート系は、ほとんどインセンティブがつかないので注意しましょう。
ルート営業とは、決まったお客様先へ定期的に訪問するため、新規営業が少ないというメリットがあります。
しかしその分、ノルマがすくないため、インセンティブはほぼないといってもいいでしょう。
営業職は年収が高いって本当?
やはりいちばん気になるところといえば、営業職の年収です。実は営業職の基本給はかなり低く見積もられていることが多く、結果を残せないと事務職以下の給料に、なんてこともありえます。
また、営業職は不規則な時間で動くため、残業代はでないと思っておいたほうがいいでしょう。
それを考え、年収計算をするとどうでしょうか。
基本給がたとえば、20万だったとしたら、年収は240万円です。
・・・営業職なのに低い。
また、インセンティブがある会社のほとんどは、賞与が発生しません。賞与=インセンティブというところが非常に多いです。
そのため、結果を残さないと地獄をあじわうことに。本当に底辺の生活が待っています。
入社する前にかならず、インセンティブの条件や金額を確認しておきましょう。頑張っても月に1万や2万しかもらえないのであれば、ずっと低収入で生活するハメになります。
私もふくめ、まわりの営業職に年収を聞いたところ、300万円~500万円台がほとんどでした。
これを多いとみるか、少ないとみるかはあなた次第です。
新規営業は年収500万円も夢ではない
やはり、いちばんしんどくて結果を残しづらい新規営業。これはインセンティブが高い傾向にあります。
ノルマを達成すれば、インセンティブは月に10万円や20万円はあたりまえの世界です。その分とてもハードな生活が待っています。
新規営業の基本給は多くて25万程度が多いように思えます。それにインセンティブの20万を足せば、月収は45万円に増えます。
それを12カ月かけると500万円はオーバーするというわけです。
年収500万円オーバーまでいくと、主任や係長という役職も付与されることでしょう。
さらに高収入を目指すのであれば、金融や不動産がおすすめです。究極の営業職ともいわれていますし、インセンティブが半端ないのは事実です。
私はチキンですから、その業界に飛び込むことはできませんでしたが、1年中募集しているため、入れ替わりの激しいものだと思っておいてください。
そこで耐え抜いて結果を出し続けることができれば、年収1,000万円も夢ではありません。ただし、何度も言いますが、軍隊へ入隊すると思う気持ちで入社してください。超が10個つくほど過酷です。
まとめ
年収1,000万というのはウソではありませんが、それはほんのわずかの人間しか手にしていません。よっぽど独自の営業を行っているか、天才的なスキルがあるのか・・・。
私も営業職で成功した人間ではありますが、ボーナスがなかったため、そこまでの年収には及びませんでした。
もし、営業職で求人を探すなら、インセンティブはどのタイミングで発生するのか。どれくらいもらえるのか、ボーナスは別であるのかを確認してください。
それだけでも、失敗することは限りなく少なくなるでしょう。